執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
抵抗しようとした私の足首を掴み、微笑みながら「早く」とせかす。
少し意地悪で色っぽい表情に、ごくりと息をのんだ。
抵抗は無駄だとあきらめて、ひと気のない廊下の隅で背中を壁にもたれ、そっと足を持ち上げる。
すると雅文の長い指が、優しく私のパンプスを脱がした。
いやでもあの夜のことを思い出す。
何度も何度も私を抱いたたくましい体や色っぽい視線。
私の体温が上がると、触れていた足首からも伝わったのか、雅文が小さく息を吐いて笑った。
「あっちでまどかの担当する店舗の経営数値見てたよ。いつも頑張ってるなと思ってた」
そう言われ、驚いて目を瞬かせる。
「アメリカでわざわざこっちの店舗の数値までチェックしていたの?」