執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「な、なにを言ってるんですか。別に好きなんかじゃ……!」
床に転がったペンを拾う余裕もなく言い返す。
「広瀬と瀧内、仲良かっただろ? 同期のひとりとして」
思いきり取り乱すに向かって店長はしれっとそう言う。その言葉を聞いてはっとわれに返った。
なんだ、恋愛としてじゃなく、ただの同僚としての好きって意味ね。
「たしかにあの頃はただの同期のひとりでしたけど、今ではうちの会社の御曹司で、将来間違いなくトップに立つ人ですから。もう私とはほとんどかかわりもないですよ」
そう言うと、胸がずきりと痛んだ。私はその痛みをこらえながら、床に落ちたボールペンを拾った。