二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】

夜、父が帰宅して、着替えがすむと、すぐに
「お父さん、本当にごめんなさい」

と改めて言うと

「いいよ。お父さんのことは気にするな。大丈夫だ。愛海に言いたかったことはこの前電話で大体言ったし。あれから、あちらは何か言ってきたか？」

今のところ連絡はない、と伝えると

「もし連絡があったらすぐにお父さんに言いなさい。お前が知らなかったのは事実だし、向こうもそれが分かっていながら言わずにはいられなかったんだろう。電話でも言ったけど、彼との付き合いはもうやめてほしいと思っている。
離婚すれば、障害はなくなるんだろうけど彼の行動を聞いていると、不誠実極まりないし、人間的に信用ができないんだ」

「わかってる。よく考える」

と、この件に関しての話は終わった。