First Snow
「あの…俺、こういうのどうしていいかわからないんですけど…」
「え、う、うん」
な、何がでしょうか…これはまさか…
なんて考える暇も与えてはくれず、彼は直球に言い放つ。
「俺…その、柴野先輩のこと、好きです」
ちょっと顔を赤らめながらふんわりと笑って…私のことを好きだと言った彼。
どうしようもなくドキドキして、胸が高鳴って…顔中にブワッと熱が集まる気がした。
きっと今変な顔してるに違いない。
誤魔化すように俯き視線を逸らすと…
「あ、雪」
「え、雪?え。あ、本当だ…」
告白の返事なんかよりも先に、窓から見えた優しく降り注ぐ雪に反応してしまった私。
ふわふわと揺れる粉雪が私の鼻に触れて溶けた。
「ごめん…思わず」
「今年最初の初雪。先輩と見れてよかったと思ってますよ?」
「………っ」
そんな甘い台詞ですらスラスラと並べてしまう彼にドキドキして視線を移す。
「……よろしくお願いします」
「はい!」
私の返事に食い気味に返事をする彼に思わずプッと吹き出す。
二人顔を見合わせて「なんか変な感じ!」と笑いあった。