欲しがりな幼なじみ
「そしたらお前、どうする?困る?」
わたしを見つめたままそう聞く由良くん。
な、なにがなんだか……。
うまく、頭が回らない。
「こ、困る……」
なんとか言えた言葉に、由良くんはフッと挑発するように笑った。
「今更何言ってんだよ」なんて、呟くように言った。
「俺とお前、前は一緒に風呂に入ったりしてたじゃん」
「そ、そうだけどっ、」
それとこれとは話が違う、というか。
この状況に、昔の話は当てはまらないというかっ。
ドッドッ、と心臓の音が頭の中に響く。
顔が熱い。
「……なに、俺のこと意識してんの」
首を傾けて、由良くんはそう聞いてきた。