完璧人間サマは私に夢中。
月曜日の放課後になって、兎羽が生徒会室を避けて仕事をしだしたのがわかった。
たった1日で、避けてるかどうかなんてわかるはずないのに。
兎羽のことは見ようとしなくても見てしまうから、すぐに気づいてしまった。
兎羽が俺に会いたくないのなら、それの手助けをしよう。
兎羽の為になるなら…。
その場にいたマサとリン、カレンに頭を下げる。
兎羽の前期生徒会の仕事は、無理に生徒会室でやらせようとしないでくれ、と真剣に頼んだ。
普段人より仕事をしていたのが功を奏し、みんな訳も聞かず受け入れてくれた。