【極上旦那様シリーズ】きみのすべてを奪うから~クールなCEOと夫婦遊戯~

瞳に戸惑いの色を浮かべる私に、勝又さんはにっこり微笑んで驚愕の事実を告げる。

「悪いけど、沖田さんが飲んでたの、一杯目からちゃーんとお酒入り。それと、お酒のほかにちょっと眠くなるお薬も、ね?」

「ちょっと、待ってください……! それって一体どういう……っ」

勝又さんに詰め寄ろうとした瞬間、目の前の彼が突然かすんで、意識がぼんやりと薄れる。

ねえ、どういうこと……? 私を騙したの? でも、なんのために……。

頭の中にたくさんの疑問が浮かんだけれど、私の思考能力は次第に奪われて、やがて目の前が真っ暗になり、意識も途切れてしまった。





「ん……」

意識を取り戻した時、私はあたたかいベッドの中にいた。ぼんやりまぶたを開けると、見たことのない部屋の天井が目に入る。

ここどこ……? 今何時……? っていうか、頭痛いし……まだ眠い……。

薄目を開けたままでぼうっとしていたその時、背後で布が擦れる音がしたので、何も考えずにそちらに寝返りを打った。

そして、そこにいた人物と目が合った途端に、私は凍り付く。

< 133 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop