【極上旦那様シリーズ】きみのすべてを奪うから~クールなCEOと夫婦遊戯~
美味しいビールに美味しいお寿司。途中からお酒は日本酒に変わり、楽しい時間を過ごした私たち。しかし、アルコールデビューしたばかりなのに調子に乗って飲みすぎた私は、お店を出るころにはすっかり千鳥足になってしまった。
尊さんの腕にしがみつき、マンションまでの短い道のりをやっとの思いで歩ききる。
やがて部屋にたどりつき寝室のベッドに下ろされると、アルコールのせいですぐに睡魔に襲われたけれど、その前に尊さんに謝らなければと口を開く。
「すみません……お手数おかけして……」
「同じ家に帰るから仕方ない。……ていうかお前、いくら今まで箱入りで酒も慣れてないとはいえ、加減というものを知らなすぎる」
「お、おっしゃる通り……以後、気をつけます……」
尊さんに呆れたように言われてしまい、返す言葉もない。ビールの味もさることながら、あの寿司屋の冷酒が美味しすぎて、ついつい水のように飲んでしまった記憶を今さら後悔する。
「そんな無防備に酔った姿見せられると……こっちだって酔ってるし、色々我慢できなくなるんだが」
「え……?」