【極上旦那様シリーズ】きみのすべてを奪うから~クールなCEOと夫婦遊戯~

尊さんのセリフの意味がよくわからず、呆けた声で聞き返す。

そのままぽかんとしていると、ベッドをぎしりと軋ませて尊さんがベッドに乗った。私の顔の両脇に手をつき、覆いかぶさるような体勢で。

「た、尊さん……?」

彼と体を重ねたあの夜のような獰猛な瞳に見下ろされ、ドキッと胸が鳴る。

まさか、私を抱くつもりなのだろうか。でも、彼は昼間、無理やりは襲わないと宣言していたはずだ。私の気持ちを無視してそんなこと……しない、よね?

緊張しながらただ彼を見つめ返すと、彼は私の頬に手を添え、ゆっくりと輪郭をなぞるように下へ移動させながら話し出す。

「うまい飯、うまい酒、楽しい会話。妻をその気にさせるのには十分だったよな」

「え……?」

なにを言っているの? 全然意味が分からない。

戸惑う私に気が付いているはずなのに、首筋をたどって鎖骨から下りてきた尊さんの手は、やがて胸のふくらみを包み込んだ。そして……。

「いいよな? 俺、明日から出張だし、その間ほかの女にも触れないなんて、気が狂いそうだから」

< 46 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop