【極上旦那様シリーズ】きみのすべてを奪うから~クールなCEOと夫婦遊戯~
尊さんのセリフの意味がよくわからず、呆けた声で聞き返す。
そのままぽかんとしていると、ベッドをぎしりと軋ませて尊さんがベッドに乗った。私の顔の両脇に手をつき、覆いかぶさるような体勢で。
「た、尊さん……?」
彼と体を重ねたあの夜のような獰猛な瞳に見下ろされ、ドキッと胸が鳴る。
まさか、私を抱くつもりなのだろうか。でも、彼は昼間、無理やりは襲わないと宣言していたはずだ。私の気持ちを無視してそんなこと……しない、よね?
緊張しながらただ彼を見つめ返すと、彼は私の頬に手を添え、ゆっくりと輪郭をなぞるように下へ移動させながら話し出す。
「うまい飯、うまい酒、楽しい会話。妻をその気にさせるのには十分だったよな」
「え……?」
なにを言っているの? 全然意味が分からない。
戸惑う私に気が付いているはずなのに、首筋をたどって鎖骨から下りてきた尊さんの手は、やがて胸のふくらみを包み込んだ。そして……。
「いいよな? 俺、明日から出張だし、その間ほかの女にも触れないなんて、気が狂いそうだから」