一途な執事と甘いティータイム
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「いらっしゃいませー」
「美味しいふわふわパンケーキに可愛いタピオカミルクティーどうですかー?」
無事に学校祭が幕を開けて各教室から人を呼び込む声が飛び交う。
最初はこの学校の生徒ばかりだったけれど、他校の制服を着ている生徒や私服のお客さんが増えてきた。
私たちのクラスは女の子受けするメニューばかりだったからか、お店の中はたくさんの女の子たちが集まっている。
お陰様で厨房組もホール組も大忙し。
ホール担当の私と美菜子は息付く間もなく、注文を取ったり、できあがったものを運んだりと動き回っていた。
やっと解放されたのは、前半後半のシフトチェンジの時間。
こんなに繁盛するとは思っていなかったから、予想外の出来事にどっと疲れが出てきた。