明治禁断身ごもり婚~駆け落ち懐妊秘夜~
私だって父のしたことは許せない。
それでも、血のつながった親子であることは消しようがない事実であり、事件を知ったのに告発もせず消えた私が責められても仕方がない。
彼の悲しみも憤りもすべて受け入れよう。
そう思った私は抵抗するのをやめ、力を抜いた。
すると信吾さんは襟元をいっそう開き、あらわになった胸の先端を口に含む。
「ん……」
再び彼に抱かれる日が来るなんて。
今でも愛しているのに、目の前にいる信吾さんの心の中には、私への嫌悪しかないのだと思うと胸が張り裂けそうだ。
しかし、大切な妹さんが傷ついた彼の悲しみはそれ以上だろう。
彼は舌で私を翻弄しながら、浴衣の裾を割って手を滑り込ませてくる。
そして大きな手が私の太ももを優しく撫でた。
もっと乱暴に扱われることを覚悟していたのに、初めてのときのように優しくいたわるような進み方だ。
「あぁっ……」
「八重」