明治禁断身ごもり婚~駆け落ち懐妊秘夜~

いつもは激しく腰を打ち付けるのに、私を見下ろしたまま動こうとしない。

なにか言いたげな瞳で私をじっと見つめたあと、熱い口づけを落とす。


胸が震えるような接吻は、たちまち私を虜にした。

堪能するかのように、私の肌に舌を這わせながら手を強く握りしめてくる。
なにかがいつもと違うが、彼は聞かれたくなさそうだ。

やがてゆっくりと律動し始めた信吾さんは、眉根を寄せて時折甘いため息を吐きながら、私から視線を外さない。


「信吾、さん……」


求めてはいけないとわかっているのに、体が火照って言うことを聞いてくれない。

彼に手を伸ばすと、すぐに強く抱きしめてくれた。


「どうして……」


再び繰り返された『どうして』という言葉の続きはなんなのだろう。

聞きたくてたまらないけれど、与えられる快楽に溺れ、それどころではない。


次第に激しくなる動きに髪を振り乱して悶えていると、彼が唇を噛みしめていることに気づいた。
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