私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
カツカツと音を立てながらご飯を口に入れる。



「こらなっちゃん!
行儀が悪いわよ!!」



「ふぇんふぉんふぁ!」



「口に食べ物を入れたまま喋らない!!」



「んぐ、やけ食いだ!!!」



「全く、レオちゃんが
レオルド・スミスだったのが
まだ信じれないの?」



「違う!!それじゃない!!」



「なら、なによ?」



だん!



テーブルの上にお茶碗を置いてテレビを指さす



丁度そこには来日して
空港でインタビューを受けるレオがいる。



「スミス選手。
今回の契約は詳しいことが言われてませんが
なぜ日本に?」



『日本には細かい点を正確にする技術がある
それを盗み。
それと、』



「それと、何でしょう?」



『ある、大切な人を連れ戻すためだ。』



「っ!!!
あの!!その大切な人とは!?」



軽く微笑んだレオに
真っ赤になったインタビュアーがさらに尋ねる。



『済まない、出発の時刻だ』



そう言って颯爽と去るレオ
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