私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
『知ってたの?』



『ごめんね、チナツ。
でもこれは』



ナーベラが何か言うが構わずに荷物を取る。



『帰る』



『チナツ!!』



『離してブライアン』



ブライアンが手をつかんでくるので叩くが
外してくれない。



『ごめんチナツ。
でも、最後まで見て欲しいの!』



『そう言われて最後まで見て
いいことなんて1回もあった事ないわ』



『チナツ....』



『わかったら離してくれない?
ブライアン。』



ナーベラとの会話を聞いても
ブライアンは手を離してくれない。



『それは出来ない。』



ブライアンは絶対離さないって顔をする。



あぁ、なるほど



これを考えたのは



『レオに言われたから?』



レオだ。



ブライアンの腕が微かに動揺する。



『ならよりよく会いたくないわ。
離しなさいブライアン』



『いやだ』



『そう、ならいいわ。
ブライアン、あなたの怪我、
監督に言うわよ』



『は、なんでそれ』



『教えない。
言って欲しくないなら離しなさい』



『っ、構わない!
元々スタメンから外れる予定だったんだ。
そんなことされても構わない!』



『チッ。』



舌打ちをするとブライアンの肩が
小さく跳ねる。



バン!



音を立てて扉が開く。



『久しぶり!!!チナツ!!!』



見知った顔が入ってくる。



あぁ、ほんと、



最悪よ



『.....カイン』
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