私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
チラッと視界の端にある人が映る。



霧島選手。



.....やっぱり、



左足庇ってる。



あの走り方からすれば軽い炎症。



でも、プロがそう簡単にほっとくはずない。



帰って応急処置しても痛いほどの炎症。



プロのラガーマンが気付かせるなんて
なかなかの痛さ。



ん〜、これは、



どうすれば??



見るからに監督やコーチは気付いてない。



あ、古傷?



昔怪我してたなら走り方が染み付いたのは
結構ありえる。



ま、いっか。



考えるのは後回し。



今考えたって何もならないし。



それよりレオ。



あいつ、前注意したこと治ってないじゃん。



「千夏ちゃん」



あ、また。



4年前の事も出来ないの!?!?



「千夏ちゃん!」



「え、あ、はい!!」



「もう午前が終わるよ」



「え、あ、ほんとだ。


こんな時間が経ってる。」
< 25 / 191 >

この作品をシェア

pagetop