私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
「千夏ちゃん。


今日は午後からフリーに落とすから
スミスくんはどうする?」



ようやく気付いた陽子さんの
娘に話しかける。



随分集中していたようだが、何かあったのか?



「あー、フリーって、
帰るのありですか?」



「ん?ありだが、帰るのかい?」



「はい、今日車で来る時も
よく目を擦っていたので時差ボケでしょう。」



「あぁ、確かに、慣れているといっても
アイルランドから日本だからね。



いいだろう。」



驚いた。



目を擦っていただけで時差ボケの経度を
測るなんて。



ここにいるトレーナーの何人が出来るか。



「ありがとうございます!」



「所で、
そんなに一生懸命何を書いてたんだい?」



「あぁ、レオの気になるところです。



見られますか?」



「ん?いいのかい?」



「えぇ、監督ですし。」



「じゃあ、失礼。」



え、



なっ!!
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