月夜に笑った悪魔



***


向かっている途中、聞こえてくるのはバイクのエンジン音。


その音は1台ではなく……複数。
音からわかるがかなりの数いて、まるで暴走かと思うほど。


さっきから聞こえてくると思っていたけど、その音は近づいてきている、ような。


……なにか、嫌な予感がした。





暁も同じことを思ったのか、舌打ちをすると来た道を戻っていく。


バイクのスピードを出して細い道に入ると、そこでバイクをおろされて。


バイクは路地裏に停め、暁に手を引かれて走った。



いったいなにが起きているのか。
私たちは追われているのか。


……月城組、なのか。


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