トルコキキョウ 〜奈月と流奈を繋ぐ花〜
康平の不器用ながらにもしてくれた一生懸命のサプライズで誕生日パーティーを終えると、
「今日は俺が洗い物するからゆっくりとバスタイムしてきな!!」
なんて、大好きなブランドの入浴剤を第二のサプライズとしてプレゼントしてくれた康平に「ありがとう、大好きっ!!」なんて頬にチュ~をすると、華とお風呂場へとはしゃぎながら直行した。
「じゃあ、華が今日はママの背中を綺麗にしてあげるーー♪」
ピョンピョンしながら話す華を、心から愛おしいと思う
小さいながらに一生懸命力をこめて背中をこすってくれている。
「華〜背中気持ちいい!ありがとう」
「ねぇねぇ!ママの背中のお花、とってもきれい」
私は鏡越しで華と目があった。
「うん。このお花はね、ずーっと枯れないの。ママの生きてる限りずっとね」
「水あげなくていいんだね。すごい」
「ママ、お花大好きなんだ。」
「華もすき~っ!!」
私は華を見て微笑んでいた。