エリート御曹司と愛され束縛同居
「え……?」
「気づいていなかった? 副社長はいつも岩瀬さんに甘い視線を送ってるでしょ? 恋人になってからは特にね。あなたを大切に想う気持ちが伝わってきて、見てる方が切なくなるの。そんな風に想える相手がいるなんてそれだけで幸せよね」
先輩からの意外な指摘に胸の奥が熱くなった。
「仕事はあんなにも冷静沈着で酷薄ささえ感じるのに、あなたには無理なのよ。遅い初恋で暴走気味の従姉弟だけどよろしくね」
胸が詰まってうまく返事ができずにいる私に嬉しそうな表情を見せてくれた。
……私はなにを恐がって足踏みをしていたんだろう。
遥さんはこんなにも傍に寄り添ってくれていたのに、出発の直前でさえ、あんなにも気にかけてくれていたのに。
私はただひとりで考え込んで心配をかけていただけだった。
年齢は重ねているのに、未熟な自分が嫌になる。
『……行ってくる。俺はなにがあってもお前を手離す気はないからな』
気持ちをきちんと言葉にして伝えてくれていたのに、なんで自分から距離をとろうとしてしまったんだろう。
帰国したら逃げずに話そう。
だってこんなにも今、遥さんに会いたい。
この気持ちはきっとこれから先も変わらないと自信がある。
たとえどんな結果になっても一緒に未来を考えてほしいと素直な気持ちを伝えたい。
どれ程悩んで苦しくても離れたいとは一度も思えなかった。
こんなに胸が苦しくなるくらい好きになった人は今までいなかった。
決断すると気持ちが少し軽くなった。
私との未来をどう考えているのか確認するのは緊張するし、手放しで受け入れてもらえないかもしれない。
それでも伝えたい。
あの人はいつも真摯な気持ちを向けてくれていたのだから。
「気づいていなかった? 副社長はいつも岩瀬さんに甘い視線を送ってるでしょ? 恋人になってからは特にね。あなたを大切に想う気持ちが伝わってきて、見てる方が切なくなるの。そんな風に想える相手がいるなんてそれだけで幸せよね」
先輩からの意外な指摘に胸の奥が熱くなった。
「仕事はあんなにも冷静沈着で酷薄ささえ感じるのに、あなたには無理なのよ。遅い初恋で暴走気味の従姉弟だけどよろしくね」
胸が詰まってうまく返事ができずにいる私に嬉しそうな表情を見せてくれた。
……私はなにを恐がって足踏みをしていたんだろう。
遥さんはこんなにも傍に寄り添ってくれていたのに、出発の直前でさえ、あんなにも気にかけてくれていたのに。
私はただひとりで考え込んで心配をかけていただけだった。
年齢は重ねているのに、未熟な自分が嫌になる。
『……行ってくる。俺はなにがあってもお前を手離す気はないからな』
気持ちをきちんと言葉にして伝えてくれていたのに、なんで自分から距離をとろうとしてしまったんだろう。
帰国したら逃げずに話そう。
だってこんなにも今、遥さんに会いたい。
この気持ちはきっとこれから先も変わらないと自信がある。
たとえどんな結果になっても一緒に未来を考えてほしいと素直な気持ちを伝えたい。
どれ程悩んで苦しくても離れたいとは一度も思えなかった。
こんなに胸が苦しくなるくらい好きになった人は今までいなかった。
決断すると気持ちが少し軽くなった。
私との未来をどう考えているのか確認するのは緊張するし、手放しで受け入れてもらえないかもしれない。
それでも伝えたい。
あの人はいつも真摯な気持ちを向けてくれていたのだから。