クールな次期社長の溺愛は、新妻限定です
「いいの!?」
「バスケの練習がないときになるけど」
頭の中で自分のスケジュールを確認する。実家への帰省を除けば大きな予定もない。
憧れの海中水族館に行ける。公共交通機関を利用しても、行きづらいところだったので北村くんの誘いは純粋に嬉しかった。
「他は誰に声をかけてるの? 靖子や真紀にも都合を聞いてみようか?」
ゼミのメンバーを思い浮かべて北村くんに尋ねると、彼はどうしてか眉尻を下げて、複雑な面持ちになった。理由を尋ねようとしたら、思わぬ方向から声がかかる。
「谷川さん」
声ですぐに誰だかわかった。その一方で信じられない気持ちが押し寄せる。ゼミでもあまり接点のない亮が珍しく大学で話しかけてきたのだから。
「冴木先輩」
目を瞬かせて彼の名を呼ぶと、北村くんも振り返って彼を確認した。亮は穏やかに告げてくる。
「話している途中にごめんね。山寺先生が課題の件で谷川さんに聞きたいことがあるって言ってたから」
私は心臓が跳ね上がる。先生からの呼び出しって、どう考えてもよろしくない内容に違いない。
なにか不備があったのかも、と思い私は慌てて北村くんに挨拶をして、その場を駆け出した。
「バスケの練習がないときになるけど」
頭の中で自分のスケジュールを確認する。実家への帰省を除けば大きな予定もない。
憧れの海中水族館に行ける。公共交通機関を利用しても、行きづらいところだったので北村くんの誘いは純粋に嬉しかった。
「他は誰に声をかけてるの? 靖子や真紀にも都合を聞いてみようか?」
ゼミのメンバーを思い浮かべて北村くんに尋ねると、彼はどうしてか眉尻を下げて、複雑な面持ちになった。理由を尋ねようとしたら、思わぬ方向から声がかかる。
「谷川さん」
声ですぐに誰だかわかった。その一方で信じられない気持ちが押し寄せる。ゼミでもあまり接点のない亮が珍しく大学で話しかけてきたのだから。
「冴木先輩」
目を瞬かせて彼の名を呼ぶと、北村くんも振り返って彼を確認した。亮は穏やかに告げてくる。
「話している途中にごめんね。山寺先生が課題の件で谷川さんに聞きたいことがあるって言ってたから」
私は心臓が跳ね上がる。先生からの呼び出しって、どう考えてもよろしくない内容に違いない。
なにか不備があったのかも、と思い私は慌てて北村くんに挨拶をして、その場を駆け出した。