クールな次期社長の溺愛は、新妻限定です
「汐里が好きだったから」
続けて、なぜか私の名前が出てきて、瞬時に意味が理解できない。私がアクアリウムを好きだったって話? たしかに私は水族館をはじめこういった類に目がない。
それとも――。
「ずっと好きだった」
答えを出せずにいると、亮が身を乗り出してこちらに体を寄せてきた。
彼は何も言わないまま静かに私との距離を縮め、相手の漆黒の瞳に自分が映るほどの近さになり、私はようやくおずおずと目を閉じる。
すると触れるだけの優しい口づけが始まった。
幾度となく唇を重ねられ、引き結んでいた唇が解けていく。心なしかコーヒーの味がする。亮は私の手の中にあったカップを奪うと、そっとテーブルの上に置いた。
その間もキスは続けられていて、私の手が空くと、口づけはさらに遠慮のないものになった。いつの間にかソファの背もたれに背中を預け、横にいたはずの亮が正面にいる。
心臓がはちきれそうに煩くて痛い。でも嫌じゃない。亮の背中とまではいかなくても、彼の腕に手を添える。
少しでも受け入れる気持ちが伝わればいいと思ったから。
なのに、キスの合間に彼の長い指が私の耳をかすめ髪をかけたかと思えば、意地悪く耳たぶに触れだした。
「ふっ」
くすぐったさに身を竦めそうになるも、相変わらず亮のペースで口づけは続けられる。
面白がるように頬から耳に指を滑らされ、さすがに抵抗を試みれば、強く抱きしめられ、どうしても私に分が悪い体勢になる。
続けて、なぜか私の名前が出てきて、瞬時に意味が理解できない。私がアクアリウムを好きだったって話? たしかに私は水族館をはじめこういった類に目がない。
それとも――。
「ずっと好きだった」
答えを出せずにいると、亮が身を乗り出してこちらに体を寄せてきた。
彼は何も言わないまま静かに私との距離を縮め、相手の漆黒の瞳に自分が映るほどの近さになり、私はようやくおずおずと目を閉じる。
すると触れるだけの優しい口づけが始まった。
幾度となく唇を重ねられ、引き結んでいた唇が解けていく。心なしかコーヒーの味がする。亮は私の手の中にあったカップを奪うと、そっとテーブルの上に置いた。
その間もキスは続けられていて、私の手が空くと、口づけはさらに遠慮のないものになった。いつの間にかソファの背もたれに背中を預け、横にいたはずの亮が正面にいる。
心臓がはちきれそうに煩くて痛い。でも嫌じゃない。亮の背中とまではいかなくても、彼の腕に手を添える。
少しでも受け入れる気持ちが伝わればいいと思ったから。
なのに、キスの合間に彼の長い指が私の耳をかすめ髪をかけたかと思えば、意地悪く耳たぶに触れだした。
「ふっ」
くすぐったさに身を竦めそうになるも、相変わらず亮のペースで口づけは続けられる。
面白がるように頬から耳に指を滑らされ、さすがに抵抗を試みれば、強く抱きしめられ、どうしても私に分が悪い体勢になる。