あやかしの集う和菓子屋にようこそ
私は親が厳しく、遊びに行ったことがあまりなかったので、とても楽しかったのです。

「ぜひ、行きたいです!」

「俺だと女子が喜ぶ場所はわからないので、ぜひお願いします!」

沙月さんと葉月さんはそう言ってくれて、私は蒼樹さんのいない寂しさを忘れることができました。

私たちは笑い合いながら、休みの日の予定を計画しました。



季節の草花が浮かんだ花手水が有名な柳谷観音に行き、可愛いうさぎがたくさん置かれている東天王岡崎神社に行き、カクテルのようなパフェを食べたり、楽しい休日を過ごしました。

そして、また仕事が始まります。着物を着て和菓子を売ります。

「わあ〜、和菓子おいしい!」

水羊羹を食べながら、猫又さんが笑います。和菓子屋には狸や犬などの動物の姿をした妖怪が集まっていました。

「ここの和菓子はうまいぞ」

「たくさん食べてください!」

葉月さんと沙月さんが笑います。どうやら、この妖怪のみなさんはお二人の知り合いのようです。
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