幼馴染でストーカーな彼と結婚したら。

 『つわり』っていったよね?

 私が口をあんぐり開けていると、
「もちろん、妊娠していることは知っていましたよ」
と健一郎は微笑んだ。

「はい?」
「三波さんが自分で気づいて、言い出してくれるのを、今か今かと待ち望んでいました。まさかこんなに時間がかかるとは思いませんでしたが」
「ちょっと待って……。いつからわかってたの」
「それはもちろん1か月以上前です。周期も把握していますし、わかりますよ」

(なんだって? そこまで把握していたの?)

「本当に久しぶりに心から気持ち悪いって思ったわ!」

 私は思わず叫んでいた。


―――あぁ、もうなんでこの人は昔から1ミリもブレないんだろう。

 さっき心配した子どもができたら愛情が減るかもという問題は、それでよし! もう、お願いだから、私への愛情と興味が少しでも減ってほしい。

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