クールな婚約者との恋愛攻防戦
「篠宮様。旦那様がお見えになりました」
支度を手伝ってくれていたブライダルスタッフの方に声を掛けられ、控え室のドアの方にゆっくりと振り向く。
すると、白のタキシードに身を包んだ樹君の姿が、そこにいた。
「わあ。樹君、かっこいいね」
そう伝えると、樹君は分かりやすく恥ずかしそうな表情をしてみせる。
……後から知ったことなのだけれど、樹君は私への気持ちが顔に漏れ出ないように、わざと無表情を保っていたところがあったらしい。
勿論、もともと私のように表情をコロコロ変える性格でもないのだけれど、思いが通じ合ってからは、以前よりはずっと色んな顔を見せてくれる。
基本的にはクールでツンとしているところは、相変わらずだけれど。
「また後で呼びに来ます。しばらく、どうぞお二人の時間をお過ごしください」
そう言って、ブライダルスタッフの方は母と一緒に控え室を出て行き、私と樹君だけがこの場に残された。
何だか、また緊張してきた。
二人ともこの姿だからかな。
支度を手伝ってくれていたブライダルスタッフの方に声を掛けられ、控え室のドアの方にゆっくりと振り向く。
すると、白のタキシードに身を包んだ樹君の姿が、そこにいた。
「わあ。樹君、かっこいいね」
そう伝えると、樹君は分かりやすく恥ずかしそうな表情をしてみせる。
……後から知ったことなのだけれど、樹君は私への気持ちが顔に漏れ出ないように、わざと無表情を保っていたところがあったらしい。
勿論、もともと私のように表情をコロコロ変える性格でもないのだけれど、思いが通じ合ってからは、以前よりはずっと色んな顔を見せてくれる。
基本的にはクールでツンとしているところは、相変わらずだけれど。
「また後で呼びに来ます。しばらく、どうぞお二人の時間をお過ごしください」
そう言って、ブライダルスタッフの方は母と一緒に控え室を出て行き、私と樹君だけがこの場に残された。
何だか、また緊張してきた。
二人ともこの姿だからかな。