俺様副社長は愛しの秘書を独占したい
なにやってるんだろう、私。今まで通りでいいと思っていたじゃない。それなのに無意識のうちに欲張りになっている。……もっと頼ってほしいと。
大きく首を左右に振って、給湯室に駆け込んだ。片づけをしながら邪念を必死に振り払う。
そもそも最近の私は、私らしく振る舞えていない。あれほど感情を表に出すことが苦手だったのに、素直に出ちゃっている。仕事中は仕事にだけ集中にして、冷静に対処してきたのにそれができない。こんなの、全然私らしくない。
片づけを終え、自席に戻って仕事に取りかかる。
気持ちは伝えないと決めた。今のままで十分と。その思いは今も変わっていない。だったらそれを貫き通さないでどうするのよ。
それから秘書として、よりいっそう精進した。
一週間後。いつものように出勤して秘書課へ向かうと、あとから入ってきた源君に声をかけられた。
「おはようございます、木名瀬さん」
「……おはよう、源君」
挨拶を返すとニッコリ微笑んで、他の同僚にも挨拶をかけていく。
源君は本当にいつもと変わらない。私と副社長が上に報告しないと高を括っているのだろうか。
だけどあれからしつこく食事に誘われることも、つき纏われることもなくなり、噂されることも減ってきた。
大きく首を左右に振って、給湯室に駆け込んだ。片づけをしながら邪念を必死に振り払う。
そもそも最近の私は、私らしく振る舞えていない。あれほど感情を表に出すことが苦手だったのに、素直に出ちゃっている。仕事中は仕事にだけ集中にして、冷静に対処してきたのにそれができない。こんなの、全然私らしくない。
片づけを終え、自席に戻って仕事に取りかかる。
気持ちは伝えないと決めた。今のままで十分と。その思いは今も変わっていない。だったらそれを貫き通さないでどうするのよ。
それから秘書として、よりいっそう精進した。
一週間後。いつものように出勤して秘書課へ向かうと、あとから入ってきた源君に声をかけられた。
「おはようございます、木名瀬さん」
「……おはよう、源君」
挨拶を返すとニッコリ微笑んで、他の同僚にも挨拶をかけていく。
源君は本当にいつもと変わらない。私と副社長が上に報告しないと高を括っているのだろうか。
だけどあれからしつこく食事に誘われることも、つき纏われることもなくなり、噂されることも減ってきた。