俺様副社長は愛しの秘書を独占したい
終業時間まであと十五分と迫った頃、副社長室から彼が出てきた。
「急遽これからニューヨーク本社の重役たちとweb会議が入ったから、璃々ちゃんは上がっていいから」
「わかりました」
「それじゃまた明日。お疲れ」
そう言うとパタンと閉まったドア。
私も秘書として接することを意識しているからかもしれないけれど、最近、副社長と話をする機会が減った気がする。圭太君とも久しく会っていない。
もちろんそれは、副社長が今まとめている改革案が佳境に入っているからだと理解している。
それなのになにも力になれないことが歯がゆいし、寂しく思うなんておかしいこともわかっている。
「本当に私は、いったいなにがしたいんだろう」
副社長のことが好きだと気づいてから、矛盾する思いに悩まされてばかりだ。
終業時間を迎え、片づけをしていると次第に聞こえてきた副社長の話し声。web会議が始まったようだ。
物音を立てないように片づけを進めていると、部屋をノックする音が聞こえた。
誰だろうか、来客なら受付から連絡があるはずだし……。
不思議に思いながらドアを開けると、そこにいたのは社長だった。
「急遽これからニューヨーク本社の重役たちとweb会議が入ったから、璃々ちゃんは上がっていいから」
「わかりました」
「それじゃまた明日。お疲れ」
そう言うとパタンと閉まったドア。
私も秘書として接することを意識しているからかもしれないけれど、最近、副社長と話をする機会が減った気がする。圭太君とも久しく会っていない。
もちろんそれは、副社長が今まとめている改革案が佳境に入っているからだと理解している。
それなのになにも力になれないことが歯がゆいし、寂しく思うなんておかしいこともわかっている。
「本当に私は、いったいなにがしたいんだろう」
副社長のことが好きだと気づいてから、矛盾する思いに悩まされてばかりだ。
終業時間を迎え、片づけをしていると次第に聞こえてきた副社長の話し声。web会議が始まったようだ。
物音を立てないように片づけを進めていると、部屋をノックする音が聞こえた。
誰だろうか、来客なら受付から連絡があるはずだし……。
不思議に思いながらドアを開けると、そこにいたのは社長だった。