クールなオオカミの過剰な溺愛
あまり触れるべきではない家庭事情に、無意識のうちに触れてしまったのだ。
「……ごめん煌哉」
「は?なんで謝るんだよ」
レジで会計を済ませた後、呆れた様子で私にアイスを渡す煌哉。
実は彼の家は少し複雑で。
まだ煌哉が小さい頃に両親は離婚してしまったらしく、父親が親権を得たのだがしばらくして再婚が決まり。
それからすぐに父親と再婚相手である血の繋がらない母親との間で子供が生まれ、疎外感を抱きながら今まで生きてきた煌哉。
その反動で中学の頃に悪い道へと走ったため、関係はさらに悪化。
けれど私と出会ったことを境にまた関係は良くなったらしいけれど…どうして私と会ったことで煌哉は不良をやめたのだろう。
その理由は未だにわかっていない。