大人の女に手を出さないで下さい
「私ちょっとお手洗いに…」
見学も終わりに差し掛かった頃、深田夫人がお腹を抑え近くにあるトイレを指差した。
「あ、じゃあ私も」
深田さんのご主人に断りを入れて前を歩く蒼士には声を掛けずに梨香子達はトイレに行った。
用を済ませドアを開けると先程まで無かった列が出来ていてぎょッとした。
手を洗いキョロキョロと周りを見ても深田夫人は見当たらない。
混んできたので外にいるかもと出てみたが居なかった。
当然蒼士達も見当たらず近くの壁に背を預け夫人が出てくるのを待った。
「Can I talk with you for a second?」
「え?」
スマホを見ていた梨香子は突然目の前に現れた外国人の青年二人に話しかけられ目を丸くした。
何やら英語で話しかけられてるけど早口でさっぱり何を言ってるのかわからない。
話が通じてないとわかったのか青年はゆっくり身振りを付けて話してくれるけど英語が出来ない梨香子には到底通じなかった。
困った梨香子は曖昧に笑って首を傾げるけど、一人の青年が梨香子の手首を掴んだ。
「え?何?」
驚く梨香子はされるがままどこかに行こうとする仕草をする二人に恐怖を覚えた。
まさかこのままどこかに連れ去られるんじゃ…!
「What should I do for my wife?」
後ろから声がし、焦った梨香子の肩を抱いた男性が二人を止めた。
「お、奥野さん?」
横を向くとそれは奥野で目を瞠った。
奥野は二人の青年に何やら英語で話している。
「梨香子さん!」
「あ、蒼士くん…」
反対側から蒼士の声がし、振り向くと険しい顔で蒼士が向かってくる。
その間に奥野と話していた青年二人は肩を竦めて去っていった。
見学も終わりに差し掛かった頃、深田夫人がお腹を抑え近くにあるトイレを指差した。
「あ、じゃあ私も」
深田さんのご主人に断りを入れて前を歩く蒼士には声を掛けずに梨香子達はトイレに行った。
用を済ませドアを開けると先程まで無かった列が出来ていてぎょッとした。
手を洗いキョロキョロと周りを見ても深田夫人は見当たらない。
混んできたので外にいるかもと出てみたが居なかった。
当然蒼士達も見当たらず近くの壁に背を預け夫人が出てくるのを待った。
「Can I talk with you for a second?」
「え?」
スマホを見ていた梨香子は突然目の前に現れた外国人の青年二人に話しかけられ目を丸くした。
何やら英語で話しかけられてるけど早口でさっぱり何を言ってるのかわからない。
話が通じてないとわかったのか青年はゆっくり身振りを付けて話してくれるけど英語が出来ない梨香子には到底通じなかった。
困った梨香子は曖昧に笑って首を傾げるけど、一人の青年が梨香子の手首を掴んだ。
「え?何?」
驚く梨香子はされるがままどこかに行こうとする仕草をする二人に恐怖を覚えた。
まさかこのままどこかに連れ去られるんじゃ…!
「What should I do for my wife?」
後ろから声がし、焦った梨香子の肩を抱いた男性が二人を止めた。
「お、奥野さん?」
横を向くとそれは奥野で目を瞠った。
奥野は二人の青年に何やら英語で話している。
「梨香子さん!」
「あ、蒼士くん…」
反対側から蒼士の声がし、振り向くと険しい顔で蒼士が向かってくる。
その間に奥野と話していた青年二人は肩を竦めて去っていった。