大人の女に手を出さないで下さい

「身も心も愛し合ってると実感したい。梨香子さんはそう思わないの?」

切な気な声にそんなこと無いと首を振り即座に否定した。

「私だって…ちゃんと愛し合いたい」

両頬に手を添えられ真っ直ぐ射抜く強い視線に身体が震えた。

「梨香子さんが欲しい。ここまで待ったんだ、もう、いいよね?」

最高に甘いおねだりにとうとう陥落した梨香子はコクリと頷いた。

「愛してる、梨香子さん。俺がどれだけ梨香子さんを愛してるか教えてあげる」

頭を引き寄せられしっとりと唇が重なった。
繰り広げられるその感触は梨香子を蕩けさせた。
蒼士の唇はいつもより熱く感じる。梨香子は恍惚とした微睡みの中にいるような感覚に陥り扇情的に蒼士を見あげた。

「梨香子さん、その顔エロすぎそそられる…」

自分の表情がわからない梨香子には蕩けるような笑顔を見せる蒼士の方がよっぽど色っぽいと思う。

再び唇が重なりその間に器用にワンピースを脱がされもつれるようにベッドに倒れ込んだ。
蒼士の唇は梨香子翻弄していく。
起き上がった蒼士はあっという間にシャツを脱ぎ捨て均整の取れた身体を晒し梨香子は目を瞠る。
前から思っていたけど蒼士の身体は太過ぎず細過ぎず程よく付いた筋肉が美しい。
つい見惚れて目が離せなかった。
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