大人の女に手を出さないで下さい
そう言えば、春休みには英梨紗と琢真も加わり4人で日帰りでダブルデートをした。
ドライブしながら道の駅巡りはデートと言うより家族旅行の雰囲気で楽しい思い出となった。
家族か…と幸せな家族像を思い浮かべてふっと笑みが零れる。
また4人で行ってもいいな。梨香子さんは土日に休み取れるかな?それとも夏休みまで待った方がいいか…なんて考えてると、その時、いつものように前触れも無くドアが開いた。
「蒼士、今日は夕方から空けとけよ」
「社長、ノックをしてから入って来てくださいと言ってるでしょう」
文句を言っても相変わらずの父はスタスタと入ってきて、バック状になっているスーツカバーを蒼士に押し付けた。
「何ですかこれは」
「今日、大事な取引先のお嬢さんの結婚式があるんだ。お前にも出席してもらう。わざわざ用意したんだこれを着ろよ」
「はあ?今日?なんで急に。結婚式なら招待状が前もって届いてるはずでしょう?そんなの見たことないですよ?」
怪訝な顔で父の敏明を見上げる。
顔を引きつらせた敏明は顎のあたりをぽりぽりと指で掻いた。
「いや、招待状は来てたんだがすっかり忘れててな。さっき思い出した。大事な取引先なんだ、出席しないわけにはいかないのだよ。蒼士も顔を出さないと後悔する相手だから必ず出席するように」
ドライブしながら道の駅巡りはデートと言うより家族旅行の雰囲気で楽しい思い出となった。
家族か…と幸せな家族像を思い浮かべてふっと笑みが零れる。
また4人で行ってもいいな。梨香子さんは土日に休み取れるかな?それとも夏休みまで待った方がいいか…なんて考えてると、その時、いつものように前触れも無くドアが開いた。
「蒼士、今日は夕方から空けとけよ」
「社長、ノックをしてから入って来てくださいと言ってるでしょう」
文句を言っても相変わらずの父はスタスタと入ってきて、バック状になっているスーツカバーを蒼士に押し付けた。
「何ですかこれは」
「今日、大事な取引先のお嬢さんの結婚式があるんだ。お前にも出席してもらう。わざわざ用意したんだこれを着ろよ」
「はあ?今日?なんで急に。結婚式なら招待状が前もって届いてるはずでしょう?そんなの見たことないですよ?」
怪訝な顔で父の敏明を見上げる。
顔を引きつらせた敏明は顎のあたりをぽりぽりと指で掻いた。
「いや、招待状は来てたんだがすっかり忘れててな。さっき思い出した。大事な取引先なんだ、出席しないわけにはいかないのだよ。蒼士も顔を出さないと後悔する相手だから必ず出席するように」