大人の女に手を出さないで下さい
いやいや飲み過ぎたようだ、と敏明は上機嫌でタクシーで一人帰って行った。
蒼士と速水は速水の行き付けというバーに向かった。
着いた先は18階建て高層ビルで速水はこのビルの15階の法律事務所に勤めていた。
その最上階に会員制バーがあり、間仕切りもあって静かに話をするには打ってつけの場所だった。
テーブル席に向い合わせに座りオーダーを済ませると暫し沈黙が続いた。
素晴らしい夜景に目もくれず蒼士は憮然としたまま考え事をしていた。
先程の父の話からすると少なからず梨香子に好意を持ってるようだ。そして速水も梨香子のことを待ってるフシがある。それにおまけだがあの元倉も梨香子を狙っている。
随分ライバルが多いことに少し焦燥感に駆られるのは否めない。
その中でも自分は梨香子に一番近い存在だと思いたい。
最近柔らかくなった視線にドキリとすることがある。逆にこの間は後輩の川浦と一緒にいた時の一瞬拗ねた表情に、もしや嫉妬してくれてるのでは?と、期待してしまいそうだった。
速水の存在も気にしなくていいと自分を安心させるようなことを言ってくれた。
少しずつ少しずつ距離を縮めて来ていると思うが如何せん自信が無い。
そしてやはり速水は気にするなと言われてもどうしても気になる存在だ。
蒼士と速水は速水の行き付けというバーに向かった。
着いた先は18階建て高層ビルで速水はこのビルの15階の法律事務所に勤めていた。
その最上階に会員制バーがあり、間仕切りもあって静かに話をするには打ってつけの場所だった。
テーブル席に向い合わせに座りオーダーを済ませると暫し沈黙が続いた。
素晴らしい夜景に目もくれず蒼士は憮然としたまま考え事をしていた。
先程の父の話からすると少なからず梨香子に好意を持ってるようだ。そして速水も梨香子のことを待ってるフシがある。それにおまけだがあの元倉も梨香子を狙っている。
随分ライバルが多いことに少し焦燥感に駆られるのは否めない。
その中でも自分は梨香子に一番近い存在だと思いたい。
最近柔らかくなった視線にドキリとすることがある。逆にこの間は後輩の川浦と一緒にいた時の一瞬拗ねた表情に、もしや嫉妬してくれてるのでは?と、期待してしまいそうだった。
速水の存在も気にしなくていいと自分を安心させるようなことを言ってくれた。
少しずつ少しずつ距離を縮めて来ていると思うが如何せん自信が無い。
そしてやはり速水は気にするなと言われてもどうしても気になる存在だ。