人生の続きを聖女として始めます
「ジュリ様……そこをなんとか!私共で出来ることならなんでもしますので、どうかどうか!」
リブラは椅子から滑り落ちるように床に移動すると、勢い良く土下座をした。
それを見たヴィスも、リブラの横を陣取って更に深く頭を下げる。
「はぁー……もう、やめてよ。あ、そうだ、私の質問に答えてくれてないわね?」
「あっ、はい。そうでした。知りたいことがおありだったんですね……」
リブラは話が変わったことに安堵し、頭を上げるとふうっと息を吐いた。
それを見て、私はゆっくりと慎重に尋ねた。
「ここからずっと離れた所に、ラ・ロイエという監獄があったわよね?そこの管理をしていた子爵家がどうなったか……」
そこまで言って、ある異変に気付いた。
頷きながら聞いていたリブラがどんどん蒼白になっている。
隣のヴィスも同じ表情だ。
「リブラ?ヴィス?」
「いけませんっ!ジュリ様、それをこの国で口にしてはならないのです」
最早真っ青になったリブラが私を見上げて叫んだ。
リブラは椅子から滑り落ちるように床に移動すると、勢い良く土下座をした。
それを見たヴィスも、リブラの横を陣取って更に深く頭を下げる。
「はぁー……もう、やめてよ。あ、そうだ、私の質問に答えてくれてないわね?」
「あっ、はい。そうでした。知りたいことがおありだったんですね……」
リブラは話が変わったことに安堵し、頭を上げるとふうっと息を吐いた。
それを見て、私はゆっくりと慎重に尋ねた。
「ここからずっと離れた所に、ラ・ロイエという監獄があったわよね?そこの管理をしていた子爵家がどうなったか……」
そこまで言って、ある異変に気付いた。
頷きながら聞いていたリブラがどんどん蒼白になっている。
隣のヴィスも同じ表情だ。
「リブラ?ヴィス?」
「いけませんっ!ジュリ様、それをこの国で口にしてはならないのです」
最早真っ青になったリブラが私を見上げて叫んだ。