私が王子の彼女役? (365枚のラブレター もう1つの恋)
☆エイトside☆
「舞、今日も俺に会いに来てたのかな」
俺は昨日
舞とケンカ別れをしてしまった
俺のために弁当を作ってくれたって聞いた時には
嬉しくてたまらなかった
でもそれと同時に
舞を傷つけてしまうことしかできない自分に
腹が立った
城に帰ってから自分の部屋で
舞がクスノキの前に置いていった
お弁当の蓋を開けた時
俺は声も出ないほど体が固まってしまった
一つの箱には
全く味の想像がつかないおかず
もう一つの箱には
魔法界のなじみのおかずが
ところ狭しと入れてくれてあった
これだけの弁当を作るのは
そうとう大変だったと思う
俺はあの時なぜ
「お弁当ありがとう」
って素直に喜んであげることが
できなかったんだ
「舞の作ってくれたお弁当を食べたい」って
素直な気持ちを
伝えることができなかったんだ
俺はフォークを手に取ると
人間界用の弁当の中から
黄色くてフワフワしているものを食べてみた
魔法界の辛めの味付けとは違って
甘くて優しい味のする食べ物だった
「やべ……
すっげーうまい……」
そして俺は
人間界用と魔法界用の二つのお弁当を
全て完食した
昨日のことを謝りたい
お弁当おいしかったと舞に伝えたい
それなのに
舞にどんな顔をして会っていいかわからず
結局、舞の元へは行けなかった
「ほんと情けねえな、俺って」
そう思って机に顔を伏せていると
「エイト様
入ってもいいでしょうか?」
「別にいいけど」
城で魔法界の監視役をしている
カグラが入ってきた
「エイト様、結界って使われました?」
「は?結界?
そんなもの生まれてから
一度も使ったことねえし」
「おかしいですね……
今ソフィアナ海で
エイト様の結界が張られているんですけど」
「それ本当に、俺のなのか?
俺はソフィアナ海なんて……」
俺の結界?
ソフィアナ海?
なんだこの胸騒ぎは
違うよな?
舞じゃないよな?
「俺、ちょっとソフィアナ海に行ってくるから」
「私もご一緒します」
「カグラは監視の仕事に戻れ
何かあったら、そん時は俺に知らせろ」
俺は頭の中で
ソフィアナ海をイメージすると
瞬間移動をした
そして
月明かりの中
漆黒の海に浮かぶ紫の光を見つけた
俺がドーム状の紫の光の上に
ふわりと降り立つと
花びらが一枚一枚開くように
中が見え始めた
そして
大輪の光の花の上に横たわっていたのは
大好きなあの人だった
「舞、今日も俺に会いに来てたのかな」
俺は昨日
舞とケンカ別れをしてしまった
俺のために弁当を作ってくれたって聞いた時には
嬉しくてたまらなかった
でもそれと同時に
舞を傷つけてしまうことしかできない自分に
腹が立った
城に帰ってから自分の部屋で
舞がクスノキの前に置いていった
お弁当の蓋を開けた時
俺は声も出ないほど体が固まってしまった
一つの箱には
全く味の想像がつかないおかず
もう一つの箱には
魔法界のなじみのおかずが
ところ狭しと入れてくれてあった
これだけの弁当を作るのは
そうとう大変だったと思う
俺はあの時なぜ
「お弁当ありがとう」
って素直に喜んであげることが
できなかったんだ
「舞の作ってくれたお弁当を食べたい」って
素直な気持ちを
伝えることができなかったんだ
俺はフォークを手に取ると
人間界用の弁当の中から
黄色くてフワフワしているものを食べてみた
魔法界の辛めの味付けとは違って
甘くて優しい味のする食べ物だった
「やべ……
すっげーうまい……」
そして俺は
人間界用と魔法界用の二つのお弁当を
全て完食した
昨日のことを謝りたい
お弁当おいしかったと舞に伝えたい
それなのに
舞にどんな顔をして会っていいかわからず
結局、舞の元へは行けなかった
「ほんと情けねえな、俺って」
そう思って机に顔を伏せていると
「エイト様
入ってもいいでしょうか?」
「別にいいけど」
城で魔法界の監視役をしている
カグラが入ってきた
「エイト様、結界って使われました?」
「は?結界?
そんなもの生まれてから
一度も使ったことねえし」
「おかしいですね……
今ソフィアナ海で
エイト様の結界が張られているんですけど」
「それ本当に、俺のなのか?
俺はソフィアナ海なんて……」
俺の結界?
ソフィアナ海?
なんだこの胸騒ぎは
違うよな?
舞じゃないよな?
「俺、ちょっとソフィアナ海に行ってくるから」
「私もご一緒します」
「カグラは監視の仕事に戻れ
何かあったら、そん時は俺に知らせろ」
俺は頭の中で
ソフィアナ海をイメージすると
瞬間移動をした
そして
月明かりの中
漆黒の海に浮かぶ紫の光を見つけた
俺がドーム状の紫の光の上に
ふわりと降り立つと
花びらが一枚一枚開くように
中が見え始めた
そして
大輪の光の花の上に横たわっていたのは
大好きなあの人だった