アナタと、キスと、銃声と。

「……!ご、ごめん!!」






よく見たら翔平ちゃん裸…!


上だけだけど、ちょっと…刺激が…っ。


わたしは手足をばたばたさせて翔平ちゃんから離れ、すぐさま部屋の外へ。


裸…!翔平ちゃんの、裸!!


体中が熱い。


夏休みにプールで見たけど…!


体拭く時も見たけど…!


やっぱり慣れない…。


治療…終わるまで大人しくしてよ。


部屋の前の椅子に座る。


ふと、自分の足元を見て気がついた。


…わたし、上履きのまんまじゃん。






「…ふっ」






この状況が面白くてつい笑いが吹き出る。


何はともあれ。


翔平ちゃんが無事でよかった。


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