オタクですけど、何か?~友情編~
「君達はオタクを馬鹿にしますけど、現在の日本のアニメやマンガは世界でも高く評価されています。オタクはその素晴らしさを今やネットを使って世に広げています。
世界中に新たな日本の文化を発信しているのです。ですから、貶さないで下さい。
まぁ…マンガやアニメが嫌いな君達にはどうでも良いことなのでしょうけどね。
僕が言いたいのはそれだけです。では失礼します」
「……んなこたぁ知ってんだよ」
言うだけ言ってその場を離れようとした僕に、赤髪Aが言葉を返してきた。
痛む顎を押さえ、ヨロヨロと起き上がる。
信じられない…僕の昇龍拳を食らって起き上がったのはこれで二人目だ。
※一人目は父親。
呆気に取られている僕を見て赤髪Aはフッと小さな笑みを溢した。
「マンガやアニメが嫌いだなんて誰が言った?」
「…え?」
彼は両腕を広げ、こう言った。
「マンガ、アニメ…
んなもん昔っから大っ好きですけど、何か!?」
心無しかズギャアアアアンッという効果音が聞こえた気がした。