オタクですけど、何か?~友情編~
絡まれたらそれはもうマジで厄介。
「…つーか、その髪!もっさいにも程があんだろうがよぉ!」
とか思ってた矢先、早速絡まれました。
「カリスマ美容師のこのお姉様に切らせろって何回言わすんだぁ?ああ?!」
ギリリと捕まれた頭が痛い+豪快に左右に揺さぶられる。
この握力、最早女子ではない。
誰ですかこんな凶暴なメスゴリラに育て上げたのは。
動物園の飼育員さんもクリビツですよ。
「いてててて…」
「ね?麻莉緒。悪い様にはしないから。お姉様にこのもっさい髪の毛を切らせて頂戴?うふふふふ」
ドス黒い笑みに血の気が引いていく。
人一人殺ってそうな眼がシャレにならない。
姉というか、この人は正真正銘の犯罪者です。このまま野放しにしてたら僕以外にも沢山の犠牲者が出る事でしょう…
あわわわわ…怖い…
世界中の皆さん、こんな凶悪なメスゴリラを放し飼いしていてすみません。
「あ、あの……僕なんかの為に貴重なお姉様の時間を使ってしまっては悪いので、散髪は又の機会でいいです」
「ああ!?あたしが切らせろって言ってんだから四の五の言わずに黙って従えや…!」
うーわー…
俺様キャラうぜぇ!!
胸ぐらを掴み上げられながら染々思う…
今日は朝からついてない。