オタクですけど、何か?~友情編~
えーーー、って…
「すみませんが、"えーっ"の前に"トリプル"って付けて言ってみて下さい」
「「「トリプル、えーーーーーーっ!」」」
やりよった…
ほんの少しからかったつもりだったのに、本当にやりよった。
「…、言っちゃなんですけど馬鹿みたいですよ」
「はぁ!?ご希望に答えてやったこのサービス精神を馬鹿にしやがったな!?(黄髪A)」
「つーか萌木ってば意外とお茶目!!(白髪A)」
ギャンギャン文句を並べる彼等に痛む頭を押さえるけど、そんな僕を構う事なく白髪Aと黄髪Aは肩を組んでくる。
「…そもそも、何で君達が僕の周りに群がってるんですか」
自分の肩に回る腕の先。シルバーリングが光る2人の指をつまみ上げ、無理矢理引き離す。
"独り"に慣れ過ぎていた僕にとって、この状況はとてもじゃないけどまだ受け入れられない。
他人と関わるって物凄く労力を必要とする。
一つ勉強になりました。
はあぁ…と大きな溜め息を吐き出す。
「何でって…(赤髪A)」
「「俺等もう友達じゃん(白髪A&黄髪A)」」
ん?あれ?
友達…でしたっけか?