オタクですけど、何か?~友情編~




えーーー、って…

「すみませんが、"えーっ"の前に"トリプル"って付けて言ってみて下さい」

「「「トリプル、えーーーーーーっ!」」」

やりよった…
ほんの少しからかったつもりだったのに、本当にやりよった。


「…、言っちゃなんですけど馬鹿みたいですよ」

「はぁ!?ご希望に答えてやったこのサービス精神を馬鹿にしやがったな!?(黄髪A)」

「つーか萌木ってば意外とお茶目!!(白髪A)」


ギャンギャン文句を並べる彼等に痛む頭を押さえるけど、そんな僕を構う事なく白髪Aと黄髪Aは肩を組んでくる。


「…そもそも、何で君達が僕の周りに群がってるんですか」


自分の肩に回る腕の先。シルバーリングが光る2人の指をつまみ上げ、無理矢理引き離す。

"独り"に慣れ過ぎていた僕にとって、この状況はとてもじゃないけどまだ受け入れられない。

他人と関わるって物凄く労力を必要とする。

一つ勉強になりました。


はあぁ…と大きな溜め息を吐き出す。


「何でって…(赤髪A)」

「「俺等もう友達じゃん(白髪A&黄髪A)」」


ん?あれ?
友達…でしたっけか?



< 38 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop