オタクですけど、何か?~友情編~
「萌木!これから宜しくな!(白髪A)」
「床に転がって何を笑ってるんですか。てか、まだ許してないです」
「明日一緒にゲームしようぜ!な!萌木(黄髪A)」
「床に寝転がって頬杖つくとか売れないアイドルみたいなポーズでそんなおねだりしないで下さい。
そもそも僕はまだ君達を許してないって言ってるでしょう」
「萌木、今度コミケ一緒に行ってやるよ(赤髪A)」
「…その上からものを言ってくるのイラッとするんで止めて下さい」
満面の笑顔を浮かべるトリプルA達を横目に、僕は次の授業の準備を始める。
気が付くと彼等は、僕の両隣と前の席の方に席を変わって貰って授業を受けていた。
これから毎日トリプルAに囲まれながら授業を受けなければならないなんて…
今から気が重い。
萌木 麻莉緒。
16年生きてきて初めて"友達"というものが出来たみたいです。