オタクですけど、何か?~友情編~
え、なにここ二次元世界ですか?
いつから昇降口のドアが二次元世界への入り口に変わったんですか!?
え、やだちょっとどうしよう!!
ああああああああ朱美がいらっしゃる!!
朱美、ちっっっっさ!!
肌、しっっっっろ!!
ウチの高校の制服も似合うって、朱美は本当に何を着ても可愛いですね!!
しまった!!こんな日に限って一眼レフを所持していない!!
僕としたことが最っっっ悪じゃないですかあああああ!!
今日という日はもう二度と来ないのにいいいいいい!!
って、いかんいかん。取り乱してしまった。
頭を数度左右に振って意識を朱美似の女子生徒へ戻す。
見れば見る程朱美そっくりで、気が付けば考えるより先に身体が動いていた。
「あのっ!これ…どうぞ使って下さい」
「え…?」
小鳥がさえずったような声を口から零しながら、手にしていた折り畳み傘を差し出す僕を朱美が見てくる。
目をぱちくりさせる姿があまりにも可憐過ぎて飛び上がりそうになった。
あ、
ああ、