若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
ここを訪れた向葵が最初に言ったことは、パリで出席したパーティーのことだった。
そのパーティに月井夕翔の妻として出席することが、彼女の使命でもあったので気になっていたのだろう。
『パーティー。大丈夫だったんでしょうか。私フランス語は全くわからないし英語ですらおぼつかなくて。ただニコニコしているだけで精一杯でしたから。あの時は大役をこなしたようなつもりでいたんですけど、今更のようになんだか恥ずかしくなって』
『いいのよ、それで。寂しくはなかった? 知らない人ばかりで不安だったでしょう?』
『それはなかったです。夕翔さんがずっと一緒にいてくれたので』
そう頬を染めて言った彼女。
あの子は恋をした。
夫になった男性に、恐らくは初めての恋をしたのである。
そのパーティに月井夕翔の妻として出席することが、彼女の使命でもあったので気になっていたのだろう。
『パーティー。大丈夫だったんでしょうか。私フランス語は全くわからないし英語ですらおぼつかなくて。ただニコニコしているだけで精一杯でしたから。あの時は大役をこなしたようなつもりでいたんですけど、今更のようになんだか恥ずかしくなって』
『いいのよ、それで。寂しくはなかった? 知らない人ばかりで不安だったでしょう?』
『それはなかったです。夕翔さんがずっと一緒にいてくれたので』
そう頬を染めて言った彼女。
あの子は恋をした。
夫になった男性に、恐らくは初めての恋をしたのである。