クローバー
よ…。」

涙。桔華はドアを開けて、聖華を入れる。

「左手の薬指に指輪あるんだからいいじゃん。キスは悪いことじゃないし。僕に言わなかったお仕置き。」
「消して。」
「携帯貸して?」
「やだ…。」
「いいから。」

奪う。いじる。

「ほら、いい写真でしょ?」

キスしてる写真。

「いらない…。」

弟は聖華をベッドに寝かせ、

「ほんと胸でかいよね。」

聖華は隠す。

「馬鹿にしないで。」
「かわいいのにね。」
「…もういい。」
「姉ちゃん、あの人なら大丈夫だよ。」
「…。」
「じゃあ写真、待受にしとこっと。」
「やめて…。」


「ごめんなさい。桔華を説得出来なかったの…。」

謝る聖華に礼衣は、

「いいよ。弟君はいい人だし。」
「甘やかして…。」
「お義兄さんなんて言われて嬉しかった。」
「そんなこと言ったの?」
「彼は彼なりに祝福してるよ。不思議なんだ。今まで末っ子だったオレに弟ができるなんて。彼もきっと不思議なんだよ。長男として育った。素直に表現するのも照れ臭いからおどけたりしてるんじゃないかな。義理の兄が出来た時、不思議だった。それがまたモデルばりのイケメン。見つめられただけで堕ちるくらいの人だぞ。見ただろ?」
「…うん。カオがあまりにもきれいすぎてぼ〜ってしてしまうくらい…。」
「子供いてもあの色気だぞ?香水なんて塗るような人じゃないけど惑わされるくらい甘い。」
「私は礼衣が好きだよ。」
「オレも聖華が好きだ。お嫁さんに来て欲しい。ごめんな?長男だからどうしようもできない。」
「いいよ。礼衣を支えたい。一生一緒にいたい。」
「聖華、キスしたい。」
「私もよ…。」


土曜日(日にちが1日早まった。)、聖華は親に礼衣を紹介する。

「聖華さんと結婚させて下さい!」

両親はびっくりするが、弟達(桔華は知っていた、双子は驚いいたが…)の説得により了解する。母は、

「孫を早く抱きたいわ。」

ルンルン。

聖華は、

「まだ早いよ…。」

と言うが、

「孫☆」

舞い上がっている。

「…。」


「兄ちゃん!知ってたんだろ。今日僕たちを家に留めたのはおかしいと思ってた。それに、月曜日、兄ちゃんにどうし
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