バッドジンクス×シュガーラバー
けれど、私を見つめるその眼差しは、底抜けに優しく柔らかで──。
「……もし悪い話だったら、どうすればいいですか?」
思わず、そんなことをつぶやいていた。
一瞬目を丸くした久浦部長が、また笑みを浮かべる。
「そのときは、俺のところに来い。嫌っていうほど甘い物食わせて、慰めてやる」
「……なんですか、それ」
気づけば私も顔をほころばせていた。
隣の人物から視線を外して前を向き、少しだけ顎を上げて空を見る。
そこには雲ひとつない綺麗な薄いブルーが広がっていて、私の迷いを消す後押しになった。
「久浦部長」
空を見上げたまま呼ぶと、久浦部長が「ん?」と柔らかい声音で応えた。
私は晴れやかな気持ちで、また唇を動かす。
「……ありがとうございます」
返事の代わりに、久浦部長が私の頭をポンと軽く叩いた。
触れたその手を、微塵も嫌だと感じないのは──きっと、良くないことだと思うのに。
それでもどうしたって、部長の手のあたたかさは心地よかった。
「……もし悪い話だったら、どうすればいいですか?」
思わず、そんなことをつぶやいていた。
一瞬目を丸くした久浦部長が、また笑みを浮かべる。
「そのときは、俺のところに来い。嫌っていうほど甘い物食わせて、慰めてやる」
「……なんですか、それ」
気づけば私も顔をほころばせていた。
隣の人物から視線を外して前を向き、少しだけ顎を上げて空を見る。
そこには雲ひとつない綺麗な薄いブルーが広がっていて、私の迷いを消す後押しになった。
「久浦部長」
空を見上げたまま呼ぶと、久浦部長が「ん?」と柔らかい声音で応えた。
私は晴れやかな気持ちで、また唇を動かす。
「……ありがとうございます」
返事の代わりに、久浦部長が私の頭をポンと軽く叩いた。
触れたその手を、微塵も嫌だと感じないのは──きっと、良くないことだと思うのに。
それでもどうしたって、部長の手のあたたかさは心地よかった。