バッドジンクス×シュガーラバー
《実の娘が、母親に何をそんな気を遣ってるのよ。言いたくないなんてことないから、なんでも聞きなさい》
「え……いいの?」
あまりにもあっけらかんと話すものだから、拍子抜けしてつい訊ねてしまった。
すると今度は、呆れたような声が返ってくる。
《なぁに、その反応。いいわよ別に? 今まで話してこなかったのだって、あんたがお父さんのこと口にしないから、てっきり覚えてないんだと思って私も話題にしなかっただけだもの》
「そ……そうなの?」
《まあ、多少私にも気まずいところはあったけどね。でももう、20年近く前のことになるんだもの。完全に過去のこととして話せるわ》
言いながら、きっとお母さんは今苦笑しているのだと思った。
それがわかったら、なんだか泣きそうになって──溢れる感情のままに、言葉を吐き出す。
「お母さん……お母さんとお父さんが離婚したのって……私の、せいなの?」
《え?》
驚く声が聞こえたけれど、1度口にしたら止まらなくなった。
相手の返事を待たず、矢継ぎ早に続ける。
「私、お父さんとお母さんが、私のことで言い争ってた日があったのも知ってる……それに私、お父さんにあんな大ケガさせて……」
「え……いいの?」
あまりにもあっけらかんと話すものだから、拍子抜けしてつい訊ねてしまった。
すると今度は、呆れたような声が返ってくる。
《なぁに、その反応。いいわよ別に? 今まで話してこなかったのだって、あんたがお父さんのこと口にしないから、てっきり覚えてないんだと思って私も話題にしなかっただけだもの》
「そ……そうなの?」
《まあ、多少私にも気まずいところはあったけどね。でももう、20年近く前のことになるんだもの。完全に過去のこととして話せるわ》
言いながら、きっとお母さんは今苦笑しているのだと思った。
それがわかったら、なんだか泣きそうになって──溢れる感情のままに、言葉を吐き出す。
「お母さん……お母さんとお父さんが離婚したのって……私の、せいなの?」
《え?》
驚く声が聞こえたけれど、1度口にしたら止まらなくなった。
相手の返事を待たず、矢継ぎ早に続ける。
「私、お父さんとお母さんが、私のことで言い争ってた日があったのも知ってる……それに私、お父さんにあんな大ケガさせて……」