バッドジンクス×シュガーラバー
「『そうだ』と答えたら、きみはどうするんだ?」
一瞬驚いたような顔をしてから、吉永さんはその美しい造形のかんばせを思いきりしかめながら見上げてくる。
苛立ちを隠そうともしない彼女を前に、俺はここで、ずっと気になっていたことを口にした。
「吉永さんは、小糸のあのジンクスをどう思う」
「……どう、とは」
「俺だって、小糸が嘘を言っているとは考えていない。だけど本当に、これまで周囲で起こった不幸とやらは、小糸のせいなのか?」
まっすぐに吉永さんを見つめながら、ストレートに訊ねてみる。
彼女は真正面から俺の視線を受け止め、それから不意に吐息をこぼした。
「さあ……どうなんでしょうね。少なくとも、偶然で済ますには数が多いと本人は言っていましたけど」
「……そうか」
まあ、あれこれ推測してみたところで、この質問の答えに正解なんてないことは重々わかっている。
あっさりうなずいた俺を胡乱げな眼差しで見つめたのち、吉永さんがどこかイライラした仕草で自分の肩にかかった髪を後ろに払った。
一瞬驚いたような顔をしてから、吉永さんはその美しい造形のかんばせを思いきりしかめながら見上げてくる。
苛立ちを隠そうともしない彼女を前に、俺はここで、ずっと気になっていたことを口にした。
「吉永さんは、小糸のあのジンクスをどう思う」
「……どう、とは」
「俺だって、小糸が嘘を言っているとは考えていない。だけど本当に、これまで周囲で起こった不幸とやらは、小糸のせいなのか?」
まっすぐに吉永さんを見つめながら、ストレートに訊ねてみる。
彼女は真正面から俺の視線を受け止め、それから不意に吐息をこぼした。
「さあ……どうなんでしょうね。少なくとも、偶然で済ますには数が多いと本人は言っていましたけど」
「……そうか」
まあ、あれこれ推測してみたところで、この質問の答えに正解なんてないことは重々わかっている。
あっさりうなずいた俺を胡乱げな眼差しで見つめたのち、吉永さんがどこかイライラした仕草で自分の肩にかかった髪を後ろに払った。