異世界にトリップしたら、黒獣王の専属菓子職人になりました
「うまかった。栗のほっくりした感じと羊羹のもっちりした食感が良く合っていて、食べ応があったな。隣国の王太子が、『これはどうやって作っているのでしょうか』言うので、まずは原材料が他にはないものだと説明した」
「そうですか。では小豆の名を知らしめたのですね」
「そうだな。まだ名前だけだ。どうやって使うのかというところで、あんこの話が出る。そこで、あんこはどうやって作るのかということになる。やはりメグミには、あんこの作り方を、城内にも町中にも広めてもらわないといけないな」
「頑張ります」
意気ごみのままに両手を拳にすると、コンラートは身を二つ折りにして笑った。
「パフェも良かったぞ。あれはいろいろ組み合わせるだけだろうが、粒あんが目に見える形で外に出ているのがいい。味わいも良かった」
「そうですね。苺が目の前にあったので、できたようなものです」
「隣国は苺栽培に力を入れている。あれを売りたいんだろう。だが苺は季節によって出ない期間が長い。やはり小豆だ。日干しにして乾燥させれば日持ちもするだろう。お前がくれた宝石だな。この先どう活用するかは俺の腕次第というわけだ」
「そうですか。では小豆の名を知らしめたのですね」
「そうだな。まだ名前だけだ。どうやって使うのかというところで、あんこの話が出る。そこで、あんこはどうやって作るのかということになる。やはりメグミには、あんこの作り方を、城内にも町中にも広めてもらわないといけないな」
「頑張ります」
意気ごみのままに両手を拳にすると、コンラートは身を二つ折りにして笑った。
「パフェも良かったぞ。あれはいろいろ組み合わせるだけだろうが、粒あんが目に見える形で外に出ているのがいい。味わいも良かった」
「そうですね。苺が目の前にあったので、できたようなものです」
「隣国は苺栽培に力を入れている。あれを売りたいんだろう。だが苺は季節によって出ない期間が長い。やはり小豆だ。日干しにして乾燥させれば日持ちもするだろう。お前がくれた宝石だな。この先どう活用するかは俺の腕次第というわけだ」