先輩、これって恋ですか?

今までずっとお昼はひとりぼっちだったのに、こうやって誰かと一緒にご飯を食べる。

それだけでご飯が何倍にもおいしく感じるということを、知った。


「もし次、“わたしには関係ない”なんてこと言ったら、おしおきするからね?」

「えっ……」


そ、それは、嫌だなぁ……

先輩、ほんとに実行しそうだもん。


「ははっ。春香ちゃん顔に出すぎ! …とにかく、俺たちもう友達なんだから何でも遠慮なく言ってほしい。頼ってほしい。それが友達だと思うから」


「……頼って、いいんです か?」


今まで誰かを頼ることなんてなかったし、声に出すことなんてなかった。

だから、助けてくれることもなかった。


でも先輩は────


「いいに決まってんじゃん。」


なんの曇りもないまっさらな瞳で、わたしを見つめてくれる、笑ってくれる。

それだけで、わたし嬉しかった。
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