初恋ストロベリーサイダー


翌日の放課後。

いつも通り望海は先輩達の勧誘で忙しい。

ふと外に目をやるとサッカー部が練習をしていた。マネージャーさんもいる。


 望海はそちらをちらちら見ながら勧誘を断りつつどこにい行こうか考えている。


やっぱり、気になってるのかな。サッカー部のマネージャー。

ここは私が背中を押さなきゃ…‼

…なんて考えるより先に体は動いていた。私は望海の手を引き先輩達に「すみません。先約あるので‼」とだけ告げ走り出した。


「ちょちょちょ…‼凛音⁉私吹部はいかないよ⁉」

「うん。私も吹部行かないよ。サッカー部のマネージャー、見に行ってみない?」

「……‼‼」



その言葉を聞いた瞬間望海の顔はぱぁっと明るくなった。そのまま八重歯が見えるほどの笑顔で「うん!!!」と言い、私達は走るのをやめ歩きだした。



手をつないだまま。


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