Seven...KOKI


「そうだな…ありがとう」



そう言って雪にキスした。



「…光輝…あの…ケー…んっ…」



「何?」



長めにキスするとやっぱり息つぎが
できなくて酸欠状態になる雪。



「はぁ…あの…ケーキ…」



「ケーキ?」



「うん…あっ…んんっ…」



俺は調子にのっていつも以上に
深いキスをした。



けどその時、



ピーンポーン…



俺達をさえぎるようになったチャイム。



「あ、誰だろ!?」



「痛っ!!」



勢いよく俺を突き飛ばし、玄関へ
走っていった雪。



「…あんのやろう…」



キスを中断させられたことに
いらいらしながらもソファーに座った。



ってか…誰だ?



こんな時間にたずねてきて。


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