Seven...KOKI
「ちょっ…こうちゃん…きゃあ!!」
俺は瞳を突き飛ばして寝室へ
ふらふらの足で向かった。
けどすぐ倒れるから寝室とリビングの
間の壁をおもいっきり叩いた。
「ゆ…き…雪!!起きろ雪!!」
起きろ…早く起きろ!!
「起きないよ。
あの子はあたしが睡眠薬で眠らせてる。
ちょっとやそっとじゃ起きないよ」
…また…俺に抱きついてきた。
けど、そのたびに反応する俺の体。
心は嫌なのに体がいちいち反応する。
けど俺は壁を叩き続けた。
「雪!!…起きろ…起きろ雪!!」
「こうちゃん…近所迷惑だって」
「雪!!雪!!」
「なんで…なんであの子じゃないと
だめなの?顔?あたし…別に
美人じゃないけどあたしだって…」
「分かってるよ…おまえは美人じゃない…
モデルにはなれない……けど…」
「じゃあ何?性格?何なの?」
俺はただひたすら壁を叩きながら、
「そんなの…わかんねぇよ。
ただの……感覚…だからな」