お前は、俺のもの。
私の首の下に差し込まれる、何か。
そして私のお腹の上に置かれる、何か。
私の足の上に重みを感じて、体全体が引き寄せられた。
抱きしめられているような体勢になった私は、何も見えない暗い部屋の中で体に力を入れて目を閉じた。
顔に押し付けられた鬼の体が離れたようだ。顔に冷房の涼しい空気が当たる。
「凪」
掠れた低い声が心地良い。
唇に、柔らかな何かが触れたとき。
全身の力が抜け、すっかり安心して意識を手放した私がいた。